３日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「あんぱん」では、スタートからわずか４日で、主要人物が“退場”となった。

　この日の「あんぱん」では、のぶ（永瀬ゆずな）の父・結太郎（加瀬亮）が、再び長期の出張に出発。今回は日本国内ではなく朝鮮に行くといい、少なくとも１カ月は帰ってこないとのぶに告げる。

　父のことが大好きなのぶは、寂しくてたまらない。出発の日、のぶは駅まで父を見送る。結太郎は改札を通った後、のぶのところへ戻り、かぶっていた山高帽をかぶせ、笑顔を見せて去って行く。

　その後。結太郎の主治医である寛（竹野内豊）のもとに電話がかかってくる。すぐに寛は朝田の家へ向かい、「結太郎さんが帰りの船の上で心臓発作を起こして息を引き取られたそうです」と告げる。

　ドラマスタートからわずか４日。退場のフラグとも言われる「あさイチ」「土スタ」に呼ばれる間もなく、あっという間の退場となってしまった。「あさイチ」トリオもあ然とし、鈴木奈穂子アナも「まだ４日目ですよね？」。大吉も「お父さん、元気ないなとは思ってた」とびっくり。華丸も、最後の帽子の渡し方が「シャンクスの渡し方だった。ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥの」と言い、「いや、驚いた…」と口をあんぐりしていた。

　父親の早期退場といえば。２２年の「ちむどんどん」で、大森南朋演じる賢三が６話で亡くなり、話題となったが、それを上回るスピード退場となった。