中居正広氏 複数人であるかのように装って-食事に誘う過程明らかに ホテルのスイートルームで飲み会
1月に引退した元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する問題で、フジテレビと親会社は31日、第三者委員会の調査報告書を公表した。
第三者委員会による調査報告書では、女性Aが中居氏との圧倒的な力関係の下で食事の誘いに応じ、性被害に遭った過程が明らかになった。
報告書によると、女性と中居氏は2021年12月、フジのベテラン社員が企画したホテルのスイートルームでの飲み会で接点を持ち、23年5月に中居氏のマンションでのバーベキューで同席。2日後、中居氏は当初、複数人での会食であるかのように装って女性を誘った上で「メンバー見つからずです。2人だけじゃ気になるよね。せっかくだから飲みたいけど」などと2人きりになることを要望した。さらに「この間の(マンション)なら、安心かも」と提案。女性は「芸能界の大御所で、行かざるを得ない」とマンションへ向かったと証言している。
一方、性暴力の報告を受けたフジの幹部らは「(女性が)立場上断れなかったとは思わなかった」。被害を「男女間のプライベートなトラブル」と捉え、適切な対応を取らなかったのみならず「なぜ(中居氏の)自宅に行ってしまったんだろう」と女性の行動を疑問視したという。
