えびちゅう卒業&芸能界引退…小林歌穂が胸中激白 活動11年に「浦島太郎みたいな気持ち」
9人組アイドルグループ・私立恵比寿中学の小林歌穂(24)が30日、公式サイトで、6月28日のライブをもって卒業し、芸能界を引退すると発表した。2014年に当時13歳で転入した少女は、11年に及ぶ活動の中で何を思い、決断に至ったのか-。このほど、デイリースポーツなどの取材に胸中を激白した。
20日にさいたまスーパーアリーナでの10年ぶり単独公演を成功させたばかりの“えびちゅう”。大舞台を終えた直後の小林は「夢見ごこちで、いまでもフワフワと余韻に浸りつつって感じです」と明るく振り返り、大きな決断について口を開いた。
「浦島太郎みたいな気持ちなんです。気付いたら『あっ、玉手箱が開いてた』って感覚で、根が中学生のままなんですけど、24歳って結構大人だなって、いまだにびっくりしちゃうんです」
2014年に中山莉子と転入。11人組となったグループの最年少だった。現在は21、22年と2度の新メンバーオーディションを経て、5人の10代がおり、立ち位置はお姉さん寄り。グループの変化と進化を感じる中で揺れ動く感情があった。
「6人時代までは、ももクロ姉さんみたいに、長く、結婚してもずっと続けられるんだろうなって思いがあったんです。新メンバーオーディションをやって間近で進化していくえびちゅうを見ていたら、自分の人生を考えてもいいのかなと思ったのがきっかけの一つ。思い出がすごくある分、新しく変化していくことが苦しくなったり、塗り替えられたくない気持ちもあったんですけど、それすらも今はいとおしくなっています」
率直に吐露すると「きっかけ、言えてましたかね?」と笑った。お姉さんメンバーには20年頃から個々で食事にいった際に決断を伝えていたという。同期の中山を含め「私の性格を知ってくれているので『寂しい』とも言いながら『だと思った』みたいな言い方で、ふっと軽めに受け取ってくれたのがありがたかったです」と感謝する。妹メンバーには昨年の春ツアー初日に報告した。
卒業後は芸能界から退く。女優業などに移行する元アイドルも多いが「私はえびちゅうをやりたかったので」と悔いはない。「普通の女の子になって、何が向いてる向いてないとか、イチから探すので楽しみつつ、不安もちょっとありつつ。社会経験がないので、会社に勤めてみたい気持ちもあります。絵を描くことが好きなので、デザインの学校にも通って見たいです」と夢が広がる。イラスト用のSNSアカウントを開設しているほどで「画伯になる?」と聞くと「なりたいです!」と声が弾んだ。
5月からプロデュース公演、個展、卒業ライブと怒濤(どとう)のスケジュールに突入する。「田舎から出てきたただの中学生をえびちゅうとして、アイドルとして推しにしてくれたみなさんに感謝です。さすがに泣くとは思うんですけど『本当に卒業するの?』くらいのポップ感で卒業したいです」。理想のラストを思い描き、いたずらっ子のように笑った。
◆小林歌穂(こばやし・かほ)2000年6月12日生まれ。埼玉県出身。09年結成の私立恵比寿中学に14年1月転入。出席番号11番。メンバーカラーは黄色。ほのぼのとしたイラストを描くアーティストとしても活動し「平凡人」などの独自キャラクターがいる。グループが好き過ぎるあまり、毎年ツアーのセットを持ち帰っており、家に大きな南京錠などが飾られている。
