BEGIN 日本武道館で35周年公演「地元の公民館だと思って過ごして」3時間熱演

 35周年記念公演を行ったBEGINの(左から)上地等、比嘉栄昇、島袋優
 35周年記念公演を行ったBEGIN
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 21日にデビュー35周年を迎えた3人組バンドのBEGIN(比嘉栄昇、島袋優、上地等)が30日、東京・日本武道館で記念公演「さにしゃんサンゴSHOW!!」を行った。22日の大阪城ホール公演ともども即完で、大阪で1万1000人、武道館で1万人を動員。約3時間にわたり、ファンと35周年を祝った。

 35周年をファンと祝い感謝を伝えたい、多くのファンと同じ空間でBEGINの音楽を楽しみたいとの思いからの二大アリーナ公演。大阪城ホールは05年4月2日の15周年、10年3月21日の20周年に続く15年ぶり3回目、日本武道館は05年3月17日の15周年ライブ、11年3月5日の20周年ライブに続く14年ぶり3回目の開催となった。

 ボーカルの比嘉栄昇は冒頭、「35周年を祝われる側が一生懸命頑張るのはおかしいと思ったんですよ。今日は皆さんがBEGINです。僕たちは皆さんを喜ばせるため、お祝いの宴を開きたいと思います」と宣言。

 デビュー曲「恋しくて」の後では「『イカすバンド天国』の日本武道館のイベントで歌ったのを思い出した」と語り、「ここは日本武道館なんだけど、皆さん地元の公民館だと思って過ごしてください」と呼びかけた。

 ライブは「東京音頭」でスタートし、「恋しくて」「笑顔のまんま」などの代表曲や「太陽」「なんくる君であれ」などの新曲から昭和歌謡のメドレーまで、さらにはその場での観客のリクエストにも応じるなどして、円熟のパフォーマンスと話術で広い空間を親密な空間に変貌させた。

 「太陽」の前には「アルバムを作らせていただきます」と、35周年を祝う新作として、故郷の石垣島で制作した7年ぶりのニューアルバム「太陽」を7月2日にリリースすることを発表。本編最終盤の「かりゆしの夜」では1万人がカチャーシーで踊り、アンコール最終曲の「島人ぬ宝」では1万人が大合唱してライブは大団円を迎えた。

 終演後にはニューアルバムの音源が流され、来場者には西表島などの黒糖と、石垣島の塩を使用したちんすこうが入った大入り袋が配布された。

 公演の模様はU-NEXTで生配信され、4月6日まで見逃し配信が行われる。BEGINは5月10日の沖縄・桜坂セントラルから「さにしゃんライブハウスツアー」をスタートさせ、6月28日には「沖縄からうた開き!うたの日コンサート2025in那覇」を沖縄・奥武山公園陸上競技場で開催する。

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