シンガー・ソングライターの杏里が２９日、東京・六本木のビルボードライブ東京で、恒例のライブ「２０２５　ＢＢＬ　ＡＮＲＩ　ＢＥＳＴ　ＢＵＤＤＩＥＳ　Ⅷ」を行った。

　世界的なシティポップブームを受けて評価が高まっている中、「私が戻ってくる、とても大切な場所」というビルボードライブ東京公演は今回、２８日との両日で昼夜４公演が即完しており、計１２００人を動員。同所では２００９年から公演を行っており、この日は１８回目だと話した。

　杏里は今回のライブのために同名のカクテルも考案したシティポップの名曲「ＭＯＲＮＩＮＧ　ＨＩＧＨＷＡＹ」や、「ライブでは全然歌っていなかった」という「ＧＯＮＥ　ＷＩＴＨ　ＴＨＥ　ＳＡＤＮＥＳＳ」など全１４曲を手だれのバンドとともに聴かせ、大ヒット曲「Ｃａｔ’ｓ　Ｅｙｅ」では客席を一周して観客とハイタッチを交わしながら歌ってファンサした。

　７月にはシティポップブームを反映した選曲となる新たなベストアルバムと、２０１７年のアルバム「ＦＵＮＴＩＭＥ」のアナログ盤をリリース。７月５日のウエスタ川越大ホールからツアー「ＡＬＬ　ＬＩＶＥ　２０２５　ＴＩＭＥＬＹ！！」が始まり、１０月１７日の東京国際フォーラムなど１４カ所１４公演を行う。杏里はＭＣで、ツアーでは１９８３年の名盤「Ｔｉｍｅｌｙ！！」の収録曲やファンのリクエストなどでセットリストを作る考えを明かしていた。