2025.03.26

経費不適切使用＆パワハラの「ナスＤ問題」　テレ朝社長が謝罪「視聴者の信頼を裏切ることになった」

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　テレビ朝日は２５日、東京・六本木の同社で定例会見を行い、篠塚浩社長らが出席した。同局で会社経費を不適切に使用していたほか、スタッフにパワーハラスメントをしていたことが判明した５０歳の社員を１９日付で「降格」の懲戒処分としたことに言及した。

　会見冒頭で篠塚社長が「重大なコンプライアンス違反は視聴者の信頼を裏切ることになった」と謝罪。「重く受け止め、再発防止を徹底しないといけない」と語った。

　同局の発表ではコンテンツ編成局第２制作部エグゼクティブディレクター（５０歳）が、１９年から２５年１月にルールを逸脱した経費処理をした。パワハラに該当する行為も発覚し、同社員の担当番組「ナスＤ大冒険ＴＶ」の打ち切りが決まった。約５年間の不正に「チェックをしたけれど見つけられなかった。チェック態勢を強化していく」と改めて強調した。