YOSHIKI「完治まで1年」3度目首の手術後初の会見で現状報告 MLB開幕戦の日米国歌演奏を反省も
X JAPANのYOSHIKIが21日、都内で記者会見を開いた。昨年10月に受けた3度目となる首の手術からの療養を経て、今月18日に東京ドームで開催された米大リーグ開幕戦、カブス-ドジャースの試合前セレモニーで手術後初のパフォーマンスを披露。この日は復帰後初の会見となり、現在の体調を説明するとともに、生観戦したMLB開幕戦と自身のパフォーマンスを振り返った。また、毎年恒例のプレミアムディナーショーを今夏も開催することを発表した。
シックな衣装を身にまとい、YOSHIKIはファンの前に笑顔で姿を見せた。手術から5カ月が経過し、「まだ手はしびれています。しびれを止める薬を飲んでいるけど、完治まで1年。人工椎間板がなじむまでは1年で、まだリハビリ中」と現状報告。治療や激しいスケジュールでの過労も重なり、現在は精神科に通院していることも赤裸々に明かした。
今夏のディナーショーで復帰予定もMLB開幕戦セレモニーのオファーが舞い込み、医師やリハビリの先生と相談しながら準備してきた。スター選手が集う注目の一戦で日米両国歌を奏で、「そういう場に立たせていただいて光栄。日本の選手が(MLBで)大活躍していて、その中で演奏できて光栄に思っています」と喜びを重ねた。
本番は指がうまく動かず、演奏後に「30分くらい落ち込んじゃった」が、「大谷選手がヒットを打ったり、マジック・ジョンソンさんに『素晴らしかった』と言っていただいたりして、元気が出てきた」と救いを得た。同所で野球を全て観戦するのは初めてで「迫力があって、エンターテインメント性がすごい」と魅力を熱弁した。
両軍に所属する日本人選手5人の活躍ぶりに「やはりすごい。僕はアメリカに住んでいるので、普通にニュースに出てくる」と脱帽。試合前に佐々木朗希投手とベンチで談笑、自撮りし、「僕の書いた譜面にサインをした。それは意味があって、ドジャースから発表があると思うので、楽しみにしていただけると」と伏線を残した。
この日は8月22~31日に全10公演のディナーショーを開催することを発表。世界最高額となる1席100万円の「VVIP席」が発売される。ファンからのリクエストに応えて「紅」を奏で、今年中に見据える“完全復活”の兆しを見せると「こうやって奏でられることをうれしく思います」と感激していた。
