吉永小百合 戦後80年に平和を訴える「日本人として伝えなければいけないことがある」 生前の坂本龍一さんの映像に合わせて詩を朗読

 演奏に合わせて朗読する吉永小百合
 演奏に合わせて朗読する吉永小百合
 演奏に合わせて朗読した吉永小百合
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 女優・吉永小百合(80)が21日、都内で音楽家・坂本龍一さん(2023年3月死去)が立ち上げた東北復興支援プロジェクトの「東北ユースオーケストラ演奏会 2025」に出席し、朗読を披露した。

 震災や平和への思いが書かれている詩を自身で新聞や書物から探し、坂本さんが生前時に演奏したピアノの映像に合わせて詩を読み上げた。「今までは坂本さんが、私の朗読を聞いて音をつけてくださったが、それができないので、坂本さんの音源を探して、(曲の)長さを調整するのが大変でした。坂本さんが、天国からいろいろ指令なさっていると思って読みました」と話した。

 今公演ではウクライナ出身のヴァイオリニスト・イリア・ボンダレンコ氏が特別来日。同氏の演奏をしみじみ聞き入った。「大変な思いをなさってますけど、とても明るく、私たちや楽団と交流しながらすてきな楽曲を奏でてくださいました。坂本さんも喜んでいらっしゃると思います」と振る舞いに感激していた。

 今年で戦後80年。ユース楽団の小学6年生と会話を交わすなど戦争の悲惨さを風化させてはいけないと言い「少しずつ共有して、こんなことが日本ではあったんだよと、子どもたちに伝えていくことは大事だと思います」と述べた。

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