女優の泉ピン子（７７）が５日、都内で行われた著書「終活やーめた。元祖バッシングの女王の『ピンチを福に転じる』思考法」（講談社）の発売記念会見に登場した。

　黒の衣装で「お待たせしてすみませんでした」と登場すると同時に話し出し、最初に予定されていたフォトセッションまでいきなり約１５分“独演”。「こんなに（マスコミが）いらして、これが最後の取材だと思ってるんでしょ？私が死んだ時はこれを使うんでしょ？『終活やーめた』なんて言うと死んじゃうんだって。死なないわよ、まだ！」と一喝するなど風格たっぷりに笑いも誘った。

　同作は、終活よりピン活として「ピンチをチャンスに変える活動」、略してピン活について記された。漫談家でデビュー、キャバレーを渡り歩いた２０代、父のがん、５０歳での借金、スキャンダル報道に大バッシングなどピンチをチャンスに転じてきた行動が紹介される。

　自身の遺産については「ハンカチ１枚やりたくない」と断言。「親戚の親戚みたいな人に売れていない時にラーメン一杯おごってもらっていない」と言い、「ハンドバッグの裏にも名前を書いてやる。絶対に落ちないようにでっかく書く。書き終わるまで死なない」と笑わせた。最終的に会見は予定時間を約２０分オーバーする約５０分の“独演会”となった。