オダギリジョー 主演映画で共同プロデューサー務める「隠し味程度に自分の経験値を注ぎ込めた」
俳優のオダギリジョー(49)が7月4日公開の映画「夏の砂の上」(玉田真也監督)で主演、共同プロデューサーを務めることが25日、わかった。
脚本を読んだ瞬間、「これは良い作品になる!」と、心を動かされたというオダギリ。「すぐにプロデューサーを買って出ることにしました。俳優としては勿論、様々な面で役に立てれば、という思いからでした」と、熱い思いを口にした。
原作は劇作家の松田正隆氏による戯曲で、過去には読売文学賞戯曲・シナリオ賞も受賞。高石あかり(22)、松たか子(47)、満島ひかり(39)、森山直太朗(48)、高橋文哉(23)、光石研(63)ら豪華共演陣が顔をそろえた。
5歳の息子を亡くした喪失感から、妻(松)とは別居中で、職も失いふらふらしていた主人公(オダギリ)だったが、妹が連れてきた17歳のめい(高石)との共同生活が突然スタート。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女が、それぞれの痛みと向き合い、切なさと温かさが交錯する物語となっている。
プロデューサーとして「補佐的な立場」でも作品に関わったオダギリは「隠し味程度に自分の経験値を注ぎ込めたと思います」と手応え十分。「昨今の日本映画には珍しい『何か』を感じて頂ける作品になったと信じています」と、言葉に力を込めた。
