兵庫県議会の百条委員会の非公開となった会議の音声データを流出させた兵庫維新の会の増山誠県議と、文書を流出させた岸口実県議が２１日、百条委員会を辞任。交代した。

　カンテレ「旬感ＬＩＶＥ　とれたてっ！」に出演した社会学者の古市憲寿氏は、「議員なんですよね。覚悟があるんだったら、立花（孝志）さんに流すんじゃなくて、自分で会見を開くなり、ＳＮＳなりで、自分の入手した情報では、こうこうこうです、と発表できる立場にあるわけじゃないですか。それをしなかったのは議員としてズルいなと思う」と見解を述べた。

　その上で「兵庫維新のみならず、維新全体として、責任問題に発展していくんじゃないかと思います」と話した。

　ジャーナリストの石戸諭氏は、「増山さんにしても、岸口さんにしても、その文書やデータを立花さんに渡して、何をねらったのかをきちんと言わなければならない」と指摘した。

　さらに「マスコミに行っても握りつぶされるというなら、自分で発信するなり、吉村さん（日本維新の会代表）にかけあって、維新として発表したいんだと、自分たちの党の中で決着をつければよかったのに、それをやった形跡がまったくない」と古市氏に同調した。