【The LDH Times】EXILE/FANTASTICS・世界「異端児」宣言 ジャンルレスに広がる活躍の幅
EXILE/FANTASTICSの世界(33)が“LDHの異端児”を極めている。2月5日にFANTASTICSのミニアルバム「Dimensional Bridge」を発売し、3月下旬からEXILEとしてツアーを回る。パフォーマーとしてぶちかます一方で、趣味は漫画&アニメというオタク気質。日本テレビ系アニメ「Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。」(土曜、深夜0・55)で戦士役としてレギュラー声優初挑戦するなど、ジャンルレスに活動中だ。世界の前に広がる鮮やかな世界に迫る。
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-新ミニアルバムは、どんな所を意識したか。
「Dimensionは次元という意味。ジャケ写も一人一人が次元がぶれていて、2次元から3次元、4次元から5次元、より高次元に行くみたいな感じを意識して撮っています。タイトルで難しいコンセプトだと思われがちだけど、ありがたいことに全曲タイアップで、中身は意外とポップ。リード曲『TOP OF THE GAME』は、FANTASTICSがやってきてないようなチャラい遊びをしてみるという。遊ぶ空間は宇宙みたいなイメージ」
-アニメ「Aランク-」で初のレギュラー声優出演。どんな思いか。
「シンプルにオーディションだったので、受かった時はうれしかった。声優はこれまでゲストやモブの機会をいただいたけど、レギュラーキャストとして一緒に作っていくのは楽しかった。アーティスト、タレントをやっている時とはまた違う感覚。求められる技術が違うし、単純にしゃべる尺が決まっているので難しいけど、その中で芝居をどう作るか。チャレンジで面白いし、声優さんの立ち振る舞いや演技を見るのも含めて新鮮」
-声優としての技術的な面での進歩はあるか。
「技術はまだ全然ないと思います。気持ちといかにお金をかけて差し入れして、現場になじむかです(笑)。何よりも外様から来たので、まずその色に合わせないといけない。自分はそういう人生なんですよね。僕がEXILE入った時もEXILEはすでに完成されていた。だけど、外から来たからこそ分かる物がたくさんある。声優としての経験は人生において良い勉強になっていて、FANTASTICSやEXILEでライブ、制作する時にすごく循環している感じがある」
-声優の現場で大変なことは。今後挑戦したいことは。
「早起きですね。単純に朝弱いので(笑)。夜型なので、朝のラジオの仕事もめちゃくちゃ大変です。ダンスの振り、ライブの構成を作るとか、家でやる仕事が多くて、常に宿題がある感じ。これって本当に好きじゃなかったら続かない。年々そう感じる。アニメ、漫画、ゲームもダンスも。アニメ関連は勇者か魔王を演じてみたいです。ギャグ作品が好きなので、そういう作品もやりたいです。お伝えしたいのは全然使いづらくないです!会社の中で僕はかなり異端児。普通の人がやらない仕事は僕が引き受けます!ガンガン切り開いていきたいと思います」
-EXILEは3月からツアースタート。ライブへの意気込みは。
「EXILEに入って11年目になる。加入した2014年はEXILEがドーム、スタジアム、ミリオンを達成して、分かりやすくいうと事務所にトロフィーがめっちゃあった。そこから10年たって、EXILEから派生して三代目(J SOUL BROTHERS)、ジェネ(GENERATIONS)とグループができた。EXILEは色んなグループに影響を与えている。ツアーは、今後のEXILEの新しい道を作っていく感じ。古き良き部分と新しい部分を見せる。各地で出演メンバーが違うのも新たな試みです。EXILEは固定観念を常にぶっ壊してきたグループなので、今回もぶっ壊していきたい」
◇世界(せかい)1991年2月21日生まれ、神奈川県出身。身長175センチ。EXILE/FANTASTICSを兼任している。14年にEXILEへ加入。16年12月にパフォーマー集団として「FANTASTICS」が誕生し、EXILEの佐藤大樹とリーダーとして率いる。18年12月にメジャーデビューを果たす。趣味は漫画、アニメなど。22年から声優として活動を始め、現在はアニメ「Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。」で声優初レギュラーを務めている。
