ＢＴＳの“生みの親”として知られるプロダクションＨＹＢＥ（ハイブ）のバン・シヒョク会長（５２）が現地時間２７日、アメリカの「Ｔｈｅ　Ｂｉｌｌｂｏａｒｄ　２０２５　Ｐｏｗｅｒ　１００　Ｌｉｓｔ」に名を連ねたと、複数の韓国メディアが報じた。

　バン会長は、音楽業界を革新した、４０人のリーダーの一人として「リーダーボード」部門の１７位にランク入り。昨年は１８位だったため、１ランクアップとなった。また、ＨＹＢＥアメリカのスクーター・ブラウンＣＥＯ（４３）も、共同で同順位を獲得した。

　ビルボードは、ＨＹＢＥとアメリカのゲフィン・レコードがタッグを組んで誕生した多国籍ガールズグループ・ＫＡＴＳＥＹＥ（キャッツアイ）の成功に着目。数十年もの間、１０代のファンを相手にしたグループのポテンシャルを確認する基準は、ショッピングモールで観客を引き付ける能力だとし、昨年１０月、ＫＡＴＳＥＹＥがミネソタ州ブルーミントンのモール・オブ・アメリカに登場した時に注目した。

　バン会長は、ビルボードに「７０００人を超えるファンが、ショッピングモールに足を運んだ。これはＫＡＴＳＥＹＥが、本当に現象化していることを示す明白なサイン」とコメント。また、ブラウンＣＥＯについて、全幅の信頼を表し「スクーターは、アーティスト・マネジャーを超えて現職に専念し、自身の役割を真摯（しんし）に受け入れた」と明かした。

　昨年、アーティストマネジメントを引退したブラウンＣＥＯは、ＨＹＢＥのグローバルファンコミュニティー「Ｗｅｖｅｒｓｅ」（ウィバース）のソーシャルメディアで、１００回以上のオンラインコンサートの開催、１８００万個の商品販売、累計５７０万枚を売り上げた１８枚のＷｅｖｅｒｓｅアルバムを発売。電子商取引事業を成功に導いた。

　特に、ザ・キッド・ラロイ、アリアナ・グランデ、ミーガン・ザ・スタリオン、デュア・リパなど、海外ポップスターをＷｅｖｅｒｓｅプラットフォームに連れてくる役割を果たし、バン会長からさらなる期待が寄せられている。