東宝の２５年配給作品ラインナップ発表会見が２３日、都内で行われた。出席した市川南取締役専務執行役員は「年間興行収入は歴代１位の成績になります」と２４年の年間興行収入が初めて９００億円を超える歴代最高となる見込みだと発表し、「充実した１年になりました」と振り返った。

　上位は「名探偵コナン　１００万ドルの五稜星」の１５８億円、「劇場版ハイキュー！！　ゴミ捨て場の決戦」の１１６億４０００万円、「キングダム　大将軍の帰還」の８０億３０００万円。アニメだけでなく実写も好調だった。

　東宝では昨年の１２月から１１月までに２９作品を、新レーベル「ＴＯＨＯ　ＮＥＸＴ」でも１３作品を配給した。市川氏は「合わせた興行収入が９１０億円から９２０億円を見込んでいるというとてもいい年になりました」と評価。「毎年、申し上げている目標が５００億円で、それが２１年連続、６００億円超え１３年連続ということになる。この年間興行収入は歴代１位の成績になります。初の９００億円台に到達した年になりました」と胸を張った。