衆院選出馬すら窮地 裏金問題1564万円の女性議員→党公認から外されていた、県連が比例公認申請も党ストップ、唯一例外か
自民党が9日に発表した衆院選第1次公認で、山口県連が比例中国ブロック単独候補として公認申請した杉田水脈氏が、リストから外された。
旧安倍派で、裏金問題では党役職停止6カ月の処分を受けていた。不記載額は1564万円。
石破首相は衆院選に向け、裏金問題に関わったうち12人を非公認とし、裏金議員は全員、比例重複を認めないことを表明。一方で比例単独出馬の可能性がある杉田氏と、尾身朝子氏、上杉謙太郎氏の3氏の扱いは判断を先送りした。
10日のTBS「ひるおび」でも取り上げられ、番組出演した佐藤千矢子毎日新聞論説委員は、尾身氏と上杉氏に関しては、選挙区や区割りの変更による党事情などで、小選挙区から比例に回っている事情があると解説した。
杉田氏は8日のYouTubeで、これまで県庁で事情説明の会見を開き、地元回りを行うなど、理解を得たことで公認申請されたと受け止めていると述べ、党判断の「経過を見守りたい」と述べている。
自民は山口県の小選挙区は、1~3区ともに、9日に公認者を発表している。