伊東四朗86歳「こんな出番の多い舞台初めて」 三宅裕司「伊東さんは今回が最後の大劇場になる」
俳優・伊東四朗(86)が、三宅裕司が座長を務める「熱海五郎一座」に初参加する舞台「スマイル フォーエバー ちょいワル淑女と愛の魔法~」(6月2~27日、東京・新橋演舞場)の会見が31日、行われた。熱海五郎一座は伊東が旗揚げした「伊東四朗一座」を元に、三宅が06年に結成した。
構成などを手がけた三宅は、高齢の伊東に「あまり動かずにたくさん出てもらう」ことに頭をひねったといい、「できるだけ負担が少ないように工夫させていただいた」と、最終的には伊東が舞台上に終始出ずっぱりの役柄になったことを説明。伊東は「こんなに出番のある芝居は始めて。どこ(の場面の芝居)をやってるかよく分からない」とぼやき、笑わせた。
また、憧れの伊東との共演に三宅は「このメンバーは全員、伊東さんと『一緒に舞台をやる』ということで集まったから、恩返しをしたいという気持ち」ときっぱり。「今回は最高傑作になってる」といい、「伊東さんは大きい劇場にでるのも恐らくこれで最後になる。日本人だったら見ておいた方が良い」と自信満々にアピールしていた。
