「アンメット」失語症のリアル描写にネット震える 聞こえる言葉、見える文字

 フジテレビ・関西テレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」が15日、スタートした。この日は直近2年の記憶が1日でリセットされてしまう脳外科医・ミヤビ(杉咲花)が、脳梗塞を発症し、失語症となってしまった女優の治療に関わるが、この失語症の表現方法にネットも驚きの声が上がった。

 この日の「アンメット」では、1日で記憶がリセットされてしまうミヤビが勤務する病院に、米国から帰国した三瓶(若葉竜也)が赴任する。そこへ脳梗塞の女性が運び込まれてくる。彼女は女優の赤嶺レナで、すぐに治療が行われることになり、三瓶はミヤビにも手伝うように言うが、記憶障害があるため看護師長の津幡(吉瀬美智子)がそれを制止する。

 レナは治療を受け意識は取り戻すも言葉が出ない。後遺症による失語症だった。ドラマの中では、失語症のレナの耳に、周囲からの呼びかけがどう聞こえているかがリアルに再現されている。リハビリの専門家がレナへ「スプーンをマグカップの中にいれてください」と言うも、レナにはくぐもった声で「スプーンヲマルカップゲスザザズザジ」としか聞こえず、何を言っているのかが理解できない。

 また、台本の文字も記号にしか見えず、何が書いてあるのかが分からない。

 生々しい描写ではあったが、ネットでは「失語症になった方の聞こえ方や見え方の表現が、見ているこっちにも分かりやすく」「失語症の聴理解の低下をこんなふうに見せてくれたドラマは初めてじゃないか」「失語症で聞こえる世界の描写震える」「失語症について、本人にはこう聞こえていて…と示す演出は、症状の苦しみや難しさを伝えるうえで非常に意味のあるものだった」「失語症の見える化演出が斬新で恐怖を感じた」「知らない事をたくさん教えてもらうドラマ」などの声が上がっていた。

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