浜崎あゆみ 四半世紀かけて築いたayuの真骨頂 数々の流行語生み出した平成の歌姫、令和でも“ギャル健在”

 歌手の浜崎あゆみ(45)が24日、沖縄コンベンションセンターでデビュー25周年記念ツアーの最終公演を行った。昨年7月から3月までの9カ月間で、12万人を動員するロングランツアー。1月に発生した能登半島地震で延期された分の振替公演を除き、沖縄で“ファイナル”を迎えた。周年イヤーを締めくくる節目のステージで、四半世紀かけて築き上げた“ayuの真骨頂”を提示した。

 平成屈指の歌姫は、令和に時が移ろいでも“ギャル健在”だった。

 開演10分前に自然発生した1700人のTA(ファンネーム)による熱い“あゆコール”に迎えられ、浜崎はステージに降臨した。ベビーピンクのニーハイブーツとボディースーツから生足を露出した大胆なスタイル。平成に数々の流行を生み出したファッションリーダーだけに、この日もミニスカやドレスなど衣装の七変化で楽しませた。

 昨年4月からデビュー25周年に突入し、ファンへ感謝を伝えるために全国を巡ってきた。ツアー全体を三つに分け、異なるセットリストのステージを展開してきたが、最終公演は、キャリア初期の名曲「SEASONS」やヒット曲「Boys & Girls」などで構成された全22曲のヒットパレードを贈った。

 本編終了の17曲目までMCなしで歌い続けるという攻めの構成。沖縄公演1日目の反省から直前まで細かい修正を話し合い、本番で持ち味であるハスキーな高音を感情たっぷりに響かせた。私生活は二児のママでありながら、歌声も肌も張りマシマシで、客席からは「かわいいよ~!」という黄色い歓声が飛んだ。

 2時間40分に及ぶステージでは、TAの声援に何度も涙。浜崎は「沖縄が暑いというのもあるけど、皆の熱気半端なくて汗かきすぎた」と緊張しながらも、「大事な時間を過ごさせてもらって、いろんな事を改めて教えてもらいました。沖縄の皆さんありがとう」と感謝の思いで幕を締めた。

 ツアーは自身初となる47都道府県ツアーとしてスタートしたが、1月に予定していた北陸公演が能登地震で延期。4月からデビュー26周年に突入し、同23日の福井、翌24日の石川での振替公演へ向かう。2公演を特別バージョンで届ける浜崎は「福井と石川の振替公演がまだ残っていますので、最後まで全力でやり切ります。北陸の皆さん、待っていて下さい」とメッセージ。震災で傷ついた心を歌で癒やし、全てのピースを埋めに行く。

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