堀井雄二氏 鳥山明さん急逝に「信じられない気持ちでいっぱい」 「ドラクエ」「スライム」も永遠に

 堀井雄二氏
 鳥山明さんがキャラクターデザインを手がけた「ドラゴンクエスト」のゲームソフト
 鳥山明さんがキャラクターデザインを手がけた「ドラゴンクエスト」のゲームソフト
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 「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」などのヒット作で知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去した。集英社が8日に発表した。68歳。愛知県出身。葬儀は近親者のみで行われ、お別れの会の開催などは未定だという。日本漫画界の先頭を走り続けてきた鳥山さんの早すぎる旅立ちに、各界に悲しみが広がった。

 鳥山さんとともに「ドラゴンクエスト」を生み出したゲームデザイナーの堀井雄二氏が8日、自身のSNSでコメントを発表。「信じられない気持ちでいっぱいです」と、早すぎる死を悼んだ。

 堀井氏によると、1986年に発売された「ドラクエ」第一作制作時に、初代担当の鳥嶋和彦氏の推薦で鳥山さんキャラクターデザインに起用したという。数多くのキャラクターやモンスターを作り上げた功績をたたえつつ「ドラゴンクエストの歴史は、鳥山さんのキャラデザインとともにありました」と、故人をしのんだ。

 発売元のスクウェア・エニックスは公式サイトにコメントを掲載。「スライムをはじめとする魔物でありながらもどこか愛らしいモンスターたちは、『ドラゴンクエスト』の世界に温かみを与えてくださいました。鳥山明先生が生み出したキャラクターや世界観は、今後の『ドラゴンクエスト』でも息づいてまいります」と感謝を述べた。

 2021年にはシリーズ最新作「ドラクエ12」の制作も発表されている。同社広報部は取材に対し「今後については未定で、お伝えできることはありません」とした。

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