河合優実“令和の百恵ちゃん”は平成生まれ ドラマ「不適切にもほどがある!」でスケバン純子を好演

 TBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜、後10・00)の勢いが止まらない。脚本家の宮藤官九郎が昭和からタイムスリップしてきた主人公(阿部サダヲ)を描き、笑いあり涙ありの展開が評判を呼んでいる。中でも話題なのが主人公の娘、純子役の河合優実(23)。“令和の百恵ちゃん”と大反響の最旬女優を直撃した。

 カメラマンから「手に動きをください」とお願いされると、両手でキツネポーズを作って爆笑した。アンニュイな雰囲気の持ち主だが、よく笑う等身大の23歳。街で声をかけられるようになったのでは?と聞けば「ないです!(純子と見た目が)かけ離れ過ぎていて」と、やはりコロコロと笑うのだった。

 平成12年のミレニアム生まれ。昭和のスケバン・純子を重層的に演じ、回を追うごとにキャラクターの魅力が増している。台本には80年代ワードが頻出するため、知らない単語を書き出し、検索するのがルーティンという。毎話、結構な量になると明かし「なるほどって、調べてからじゃないとセリフが言えない経験は初めてでした」と実感を込める。

 役作りのため「毎度おさわがせします」など昭和のドラマを参考にした。「当時の女性のしゃべり方が私からすると若いのに“おばちゃんっぽい”。それが新鮮で何をしたら昭和っぽくなるか、今の時代とは違うと念頭に置きながら演じています」。同じ年齢でも時代とともに演じ方の方程式は変わる。発見だった。

 母親は純子と同世代で、いつも以上に会話が弾む。第6話に母親が大好きなドラマ「スクール☆ウォーズ」の松村雄基(60)が本人役で出演することを知った際には即座に報告したという。

 「『スクール☆ウォーズ』好きだったよね?ってLINEをしたら『(劇中で亡くなってしまう)イソップは?』って。まんまドラマのセリフにもあったので『同じことを言ってるじゃん!』ってびっくりしました」。ドラマさながらの笑い話が家に転がっている。

 純子は中森明菜ヘアだが、高校時代には友達から「山口百恵さんに似てる」と評判だった。「ふてほど」の反響を受けて“令和の百恵ちゃん”と呼ばれることも多く「昭和顔と言われ続けて、みたいなところもあるので、他の方にない雰囲気を醸し出せている要因にはなれているのかなとは思います」と運命の役に巡り合った。

 高校時代はダンスに打ち込み、表現の魅力に目覚めて現在の所属事務所に履歴書を送った。スカウトやオーディション全盛の時代に逆オファーで芸能界入り。デビューから3年でブルーリボン賞新人賞を受賞するなど、頭角を現した。

 取材の2日前には「ジョーカー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞しているホアキン・フェニックスの最新作「ボーはおそれている」を観賞。「すごすぎて、むなしい気持ちになりました。自分が面白いはずだと思ったことを周りに何と言われようと貫き通している人たちだと思うから、ホアキンになれるとは思わないけど、そういう信念は絶対に持っていたいです」。いつか共演できるといいですねと言葉を添えると「超ビッグドリームです」と目尻を下げた。

 ◆河合優実(かわい・ゆうみ)2000年12月19日生まれ。東京都出身。2019年にデビュー。22年には「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」など8本の映画に出演し、多くの新人賞を受賞した。今年4月期にはテレビ東京系ドラマ「RoOT/ルート」、同6月には映画「あんのこと」と主演作が待機中。英語を勉強中で、インタビューのポッドキャストをリスニングし、文字起こしたものを翻訳しているという。

 ◇ドラマは第5話で登場人物たちの時を超えた相関関係と悲しい真実が明らかとなり、物語の深度が加速。3月1日放送の第6話「昔話しちゃダメですか?」から後半戦に突入する。ファーストサマーウイカら新たなキャストが登場し、テレビ局でカウンセラーを続ける主人公・市郎(阿部サダヲ)は大物脚本家・エモケンのドラマ制作の打ち合わせに参加することになる。

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