有吉、目は真っ赤「上島さんからじゃないか」紅白司会決定で着信を何度も確認「いいぞ大丈夫」の言葉胸に

 有吉弘行
映画「上島ジェーン」完成記者発表会に上島竜兵さん(右)と出席した有吉弘行=2009年4月
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 大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」で司会を担当するタレント・有吉弘行が29日、NHK「有吉弘行 いざ紅白司会!~上島竜兵さんへの思い胸に~」に出演し、2022年5月に亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さんへの思いを語った。

 有吉は日本テレビ系「進め!電波少年」のヒッチハイク企画で大ブレークするものの、その後低迷。1日1食しか食べられないような時期に、事務所の先輩でもあった上島さんの開催した「竜兵会」で「ご飯をいっぱい食べる」ことがあった。

 有吉に仕事がまったくない時期でも上島さんは常に「おまえ、大丈夫だ。おまえ、大丈夫だ」と励まし続けてくれた。さらに「何でおまえはおもしろいのになんで売れないんだ。悔しい悔しい」と号泣することもあった。有吉は「(竜平会)がなければ、いま絶対こうの仕事はやってないと思いますし、この人がこんなに言ってくれるんだから『ほらな、おれが言ってた通りだろ。有吉すごかったんだぞ』って言ってもらえるようにがんばろうかなとは思ってましたね」と上島さんの言葉が仕事への原動力になっていたと語った。

 その後、再ブレークを果たし、昨年の紅白では「ダチョウ倶楽部」とともに、純烈の応援メンバーとして“初出場”。「電波少年」の後に大ヒットした「白い雲のように」を熱唱した。「上島さんがああいう残念なことになりましたけど、きっと喜んでくれているだろうなと思う。一生懸命歌えたかな」としんみりした。

 続けて「そもそも上島さんのための曲でも何でもなくて、本当にしっかりぼくのための曲なんですけど、でも、自分のことより上島さんのことを思い浮かべながら歌っていたかもしれないですね」とステージ上で胸によぎった思いを告白。「『白い雲のように』っていうのが、何となく上島さんのとこを思い出して、見上げるような感じにはなりましたね」と振り返った。

 今年の紅白で司会を務め、歌手・藤井フミヤと「白い雲のように」でコラボすることも決まっている。「ぼくが何か、いいこととかうれしいことがあったら、必ず上島さんが電話をかけてきてくれてたんで、電話が震えるたびに上島さんから電話がかかって来たんじゃないかなと思って、何回か確認したりとかして。ちょっと不思議な感じでした」と目を真っ赤にしながらポツリ。「きっとまた『いいぞいいぞ大丈夫だろう』って言ってくださってると思うんで、しっかりがんばろうかなと思いますね」声を震わせながら決意を語った。

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