「ゴジラ」3つの見どころ 山崎貴監督を直撃 3日公開!生誕70周年記念の大作に迫る

 7年ぶりのシリーズ最新作となる映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が、3日に公開された。焦土と化した戦後日本を舞台に主演の神木隆之介(30)らが出演すること以外、秘密のベールに包まれたまま初日を迎えたゴジラ生誕70周年記念の大作。脚本・VFX(CG)も担当した山崎貴監督(59)を直撃し、3つの見どころ“ゴジラ+3”に迫る。

 ①史上最悪の舞台設定

 描かれるのは、敗戦し、ゼロとなった日本をさらに突き落とすゴジラの襲来。山崎監督が「絶望に絶望を塗り重ねるような設定」と表現する戦いは、どのように作られていったのか。こだわったのは「武器のない時代」にゴジラを投入することだという。

 「どう不可能な状況を作るかが映画の肝。武器がない中でなんとか倒さなきゃいけないのが映画的だと思ったんですよね。戦艦も武装解除され、手がない。軍事顧問の方と『どんな手段がありますか?』と考えていって、今の形になりました」

 これまで「永遠の0」「アルキメデスの大戦」といった戦争映画を手がけており「自分の土俵にあげたいってのはありました。勝手知ったる時代なので、そこに勝算はあるかな、って」とも説明。本作前からリサーチを積み重ねた時代で、マニア心をくすぐるサプライズ的な要素もある。

 ②王道ゴジラ

 ゴジラのビジュアルはザ・王道。候補段階では様々なアイデアが出る中、誰もがイメージする姿へと回帰していったという。

 「細身で俊敏な感じに見えるやつ、背びれが異常に生えていて背中が森みたいなやつ、一時期そうしようかなと思っていたのは水爆の影響が左半身にきていて、左だけぐしゃぐしゃになっているやつ。顔が白いとか丸いとかいろいろ実験していたんですけど、3日間くらい経つと『なんか違うなぁ』って繰り返してました。20種類くらいは考えたと思います」と明かす。

 西武園ゆうえんちのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」の映像監督を務めており、当時のテーマは「This is ゴジラ」。「ライドの時に“われわれのゴジラ”を作ったんですよね。いろいろ考えたんですけど、ライドに勝てなくて、奇をてらうのではなく王道でいこうとなりました」と説明する。

 ③体感型ムービー

 4DXなどの、通常よりも高い料金の特殊上映すべてで公開され、側面にも映像が流れる「ScreenX」での上映は邦画初。「体感する映画、劇場に観客を取り戻す映画を目指したので、全身で浴びてほしい」と期待する。

 強調されるのは「ゴジラの近さ」だ。逆算的に状況を組み上げ「とにかくゴジラを近くしようと思いました。顔も脚も『どうやったら近くになるか』からシチュエーションを考えていっています」と没入感を重視した。

 声にも秘密があり、ZOZOマリンスタジアムで収録されているという。作ったゴジラの声をスピーカーから流し、球場に反響した音源を再収録。山崎氏は「近所から『怪獣が鳴いてる!』って電話がきたみたいです」と笑いつつ「機械的に反響音を足すことはできるけど、生音は全然違う」とうなずく。

 最悪の状況下に王道のゴジラが現れ、観客は主人公たちと同じように恐怖を体感する。12月には北米での公開も決定。世界にゴジラ体験が広がっていく。

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