宝塚月組トップ娘役・海乃美月が退団会見「宝塚人生を全うできた」トップ月城かなとと同時退団「一瞬一瞬を大事に」

 宝塚歌劇団月組トップ娘役の海乃美月(うみの・みつき)が26日、兵庫県宝塚市の同劇団で退団会見を行った。来年7月7日の東京宝塚劇場「Eternal Voice 消え残る想い/Grande TAKARAZUKA 110!」東京宝塚劇場千秋楽をもって、月組トップスターの月城かなと(つきしろ・かなと)と同時退団する。

 海乃は2011年に入団、12年に月組に配属され月組一筋で進んできた。「月組のみなさん、月組に携わってくださったたくさんの方に育てていただいて宝塚人生を全うできたと思っております」とあいさつし「最後の日まで私らしく、月組のみなさんと月城さんと丁寧に全力で舞台に取り組んでまいりたい」と話した。

 21年8月に月城かなとの相手役としてトップ娘役に就任。22年夏の「グレート・ギャツビー」の公演中に月城から卒業の意向を伝えられ、海乃は今年8月開幕の「フリューゲル -君がくれた翼-/万華鏡百景色」の稽古開始前に同時退団の決意を月城へ伝えた。「月城さんは私の宝塚人生のことを尊重して考える時間をくださった」と感謝し、「月城さんが自分のことだけでなく、歴代の方々が紡いでこられた月組に思いを抱いていらっしゃることをお聞きして、その流れに私もご一緒できたらと思いました」と振り返った。

 月城の存在について「人生の師匠のような存在で、とても愛のある方です」と声を詰まらせながら話す場面も。「(卒業まで)一瞬一瞬を、れいこ(月城)さんからいただく一言一言も大事に、人生の糧にしていきたいと思います」と思いを明かした。

 この日は白色のロングワンピースで登場。「もっと華やかなほうがいいかとも思ったんですが、私らしくシンプルに。学年も上がってきた頃なので、大人っぽいお洋服を選びました」と紹介した。

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