多発性骨髄腫の岸博幸氏 抗がん剤治療で「髪引っ張るとごそっと抜けた」「強烈な吐き気と下痢 ベッドで悶え苦しむ羽目に」

 多発性骨髄腫を患っていることを告白した元経済産業省官僚で、慶大大学院教授の岸博幸氏が13日、公式ブログに抗がん剤治療での経過などを明かした。

 7月22日に入院し、同30、31日に抗がん剤が投与され、8/1に造血幹細胞が移植されたという。

 病室での看護師によるカテーテル投与に「拍子抜けした」と吐露したが、「やはり抗がん剤を甘く見てはいけませんでした。抗がん剤が投与された翌日から、最初の副作用である強烈な吐き気と粘膜障害(要は下痢)がひどくなり、五日くらい食事をまったく食べられず(点滴で栄養とカロリーを補給)、ベッドで悶え苦しむ羽目になりました」という。

 その後は、順調に回復。「点滴の薬の効果もあるとはいえ、吐き気などの副作用も克服して急速に元気になってきました。今は病院内のリハビリ室で一日45分トレーニングをしている位です」とつづり、基礎体力があったことで、回復が早かったのでは、と分析した。

 また、「抗がん剤を投与して10日目から、髪の毛が抜け出してました」とも告白。「髪の毛をちょっと引っ張るとごそっと抜け、頭を洗うと更にごそっと抜けます」と体験を振り返った。

 しかし、「夏に抗がん剤治療をして髪の毛がなくなると分かっていたので、頭が突然真っ黒からハゲになるのは落差が大きいと思い、春から髪の毛を染めるのを止めて髪の長さも短くしました」と用意周到に抜け毛対策を図っており、ショックもなかったという。

 「治療を始めた時の主治医の説明などから、私は、自分はいつ死んでもおかしくない状況だったけど、この治療がうまく行けばあと10年は生きられるようになるんだ、と理解」したという岸氏。前向きに生きることをつづった。

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