宝塚 花組・天城れいん「鴛鴦歌合戦」で新公初主演 人生初の客席降りに「ドキドキしました」
宝塚歌劇団花組「鴛鴦歌合戦」の新人公演が27日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、初舞台から6年目の104期の天城れいんが初主演を務めた。
日本物のオペレッタでコメディーの部分も多く、若手には難しい作品。だが「お客さまの拍手がうれしくて。こんな幸せなことはありません」と天城。今回はただ一人、客席から登場する場面もあり「人生初の客席降りで、お客さまと近くてドキドキしました」と初々しい様子も見せた。
本役のトップスター・柚香光からは「とにかく楽しんで!新公で初主演するのはそれだけで意味があるから」と声をかけられた。そんな言葉を受け、全力で主人公の浅井礼三郎を演じきった。誠実な役作りで、「おかげで勇気をいただきました」と振り返った。
また朝葉ことのは最終学年となる7年目で、初のヒロインに。「ライトがまぶしくて!舞台稽古では目がくらんでしまいました。今回、真ん中をとる難しさを学ばせていただきました」と笑顔。本公演でエトワールに抜てきされ、新公の長も務めるなど八面六臂(ろっぴ)の大活躍を見せていた。
東京公演は9月14日。
