ガーシー被告、今週末に再逮捕も 起訴で保釈申請は可能も「簡単に許さない構え」小川泰平氏が解説

 東京地検は23日、インターネットの動画投稿サイトで芸能人らを脅迫したなどとして暴力行為法違反や強要、名誉毀損の罪などで元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)を起訴した。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はデイリースポーツの取材に対し、改めて経緯を振り返りながら、今週末にも可能性があるという再逮捕やこの先の裁判の行方など、今後の展開について見解を示した。

 ガーシー被告は6月4日、滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から航空機で成田空港に到着したところを警視庁に逮捕された。逮捕容疑は昨年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「かなり極悪非道なことをしています。最後通告です」などと発信して俳優の綾野剛(41)ら3人を脅迫し、うち1人の事業活動を妨害し撤退するよう強要した疑い。

 小川氏は「今回は日本の警視庁や警察庁がドバイの警察当局の幹部と直接交渉したという非常にレアなケースです。ドバイには数多くの国外逃亡犯がいるが、今回、違う点は、他の逃亡犯は所在が分からなかったりするが、東谷被告は逮捕状が出ていた当時も『絶対に捕まらない』などと警察をおちょくったようなことをSNS等で発信していて、警察の逆鱗に触れたのだと思います」と指摘した。

 実際、8日の警察庁長官定例記者会見では「国外逃亡容疑者の逃げ得を許さないというメッセージを発信できた点で特に意義があった」と異例とも言えるコメントがあった。

 では、滞在先のUAEで、同被告は周囲にどのような発言をしていたのだろうか。

 小川氏は「東谷被告の(UAE)ドバイにいる友人に取材したところ、本人は実際に(逮捕容疑となった動画を)配信したことは認めているが、『その配信は事実を述べただけであって、誰かを誹謗中傷しようとか、強要や脅迫をしたわけではないので、そのことについて警察にしっかり説明をしてくる』と話していたということでした」と明かした。

 今回のポイントについて、小川氏は「お金の流れ」が焦点の一つとなる。具体的に『脅迫』とされている内容の動画によってどれくらいの資金を得ていたのか。その資金を得るために、どのように配信をしていたのか、配信に関しては既に共犯者は逮捕され処分保留で釈放されているが、他に共犯者や指示役はいなかったのか等が今後の捜査の焦点になると思います」と見解を示した。

 その上で、小川氏は「私が取材したところ、東谷被告は逮捕される以前から『俺は事実を配信しただけ。それが名誉毀損になるとは思わなかった』と言っていたと聞いております。それが今回、供述調書の署名捺印(指印)拒否につながったと思われます」と指摘した。

 争点について、同氏は「YouTubeの配信ではデマで虚偽の内容を配信すれば『名誉毀損』になることは当たり前ですが、例え“事実”を言ったとしても、それもまた相手にとっては『名誉毀損』になる場合もあるわけです。『この言葉が名誉毀損になる、誹謗中傷になる』…というのは非常に難しい問題です。『実際にあった事実なら名誉毀損にならない、でっちあげたことだから名誉毀損になる』と勘違いされがちだが、事実であっても名誉毀損になることは十分にあり得る。東谷被告は『暴露じゃなくて事実を話しているだけ』と主張しても、そこに『悪質性』があれば、名誉毀損と判断される。その見解の相違は難しい」と解説した。

 今後に向けて、小川氏は「裁判になっていきますが、やろうと思えば、東谷被告は法廷でも爆弾投下できるわけです。現時点で、本人がどういうふうに思っているかは分かりませんが、『自分は事実を言っている』ということを主張していくのであれば、裁判で何を言うのか、その発言も注目されます。あとは、(同被告にまつわる)お金の流れですね。その辺も捜査は続けられていくと思います」と説明した。

 また、同氏は「起訴になったことで、保釈の申請が可能となるわけですが、警視庁は保釈を簡単には許さない構えで、“再逮捕”を視野に入れており、24日か25日あたりに再逮捕される可能性が高い」と付け加えた。

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