朝ドラ俳優、心筋炎で10日間ICUに入った!身動き取れず人生観に変化 後悔→恩返し

 NHK連続テレビ小説「らんまん」で主人公・万太郎に付きそう竹雄を演じる俳優・志尊淳が16日、同局「あさイチ」に出演し、2021年3月に患った急性心筋炎について語った。

 MCの博多華丸・大吉の大吉が病気について質問。志尊は「全然。完治して、めちゃくちゃ元気でやってます」と笑顔を見せた。当時については「1カ月はほぼ寝たきりでした」と簡単な状況ではなかったことも語った。

 不調を感じた瞬間については「苦しくなっちゃって、立ち上がったら聴いたことない心臓の鼓動がして、息ができなくなって目の前が真っ白になったんですよ」と回想。すぐに病院に行き、即入院となったという。

 病院で症状の説明も受けたが「ショックで説明(の内容)が入ってこなくて」と状況を飲み込めずにいた。そうしているうちに「『ここに寝て、今から手術です』みたいな。手術っていうかカテーテル入れて。気づいたらICUにいて『もしかしたら死んでしまう可能性もある』っていう話も聞かされて。『え、これ夢じゃないよね』って思うぐらいスピーディーで」と怒濤(どとう)の勢いで手術が行われたと振り返った。

 「ICUに居る時は、10日間ぐらい、カテーテル入ってるんで、寝返りもうてないんです、ずっと。だからいろんなことを考えましたね」とさまざまな思いを巡らせた。「ずっと泣いてました」と正直に語った。

 手術と入院を経て、人生観も変わった。入院中は「『苦しいな』とかって言うよりも、後悔が全部降ってきたんですよ。『あの人に会っておけばよかった』『これもっとやっておけば良かった』『もっとこうしたかった』っていう考えがずっと巡って」いたという。ここで「後悔しない、自分が『そうだ』と思うことを本当にやっていこう」と考えが変わった。「いつ何が起こるか分からない今を生きること。あと、周りを大事にしたい、そう思いました」と目を輝かせた。

 仕事でも「とにかく休みなく働いて、みんなに見てもらうんだ」と考えていたのが、「求めていただいている方々に全力で返したい」と思うようになった。「こうなりたい」から「喜んでもらいたい」に変化。きちんと休養も取るようになったという。

 心筋炎とは、心臓の筋肉が炎症を起こすこと。発熱、咳、関節痛などの風邪症状があり、その後、心筋炎を発症する。無症状から呼吸困難、ショック状態から最悪の場合、死に至るケースなど様々な症状がある。

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