ゼレンスキー大統領、来日へ G7広島サミットあす対面出席

 広島市で19日午前、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)が開幕した。G7首脳は平和記念公園内の原爆資料館を訪問した。核兵器保有国の米英仏3カ国を含むG7の首脳がそろって訪れたのは史上初めて。サミット議長を務める岸田文雄首相は、1945年8月6日の原爆投下がもたらした惨禍への理解を共有することで「核兵器のない世界」への機運醸成を狙う。

 各首脳そろっての滞在時間は約40分間だった。岸田首相が展示内容を説明し、被爆者の小倉桂子さん(85)と面会した。続いて公園内で原爆慰霊碑に献花し、黙とうをささげた。桜の植樹も行った。

 また、複数の日米政府関係者は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに対面出席すると明らかにした。米英メディアによると、20日夜に日本に到着し、サミット最終日の21日の会合に参加する。日本政府は18日、ゼレンスキー氏が21日にオンライン参加すると発表していた。

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