市川猿之助“座長公演”継続へ 香川照之の長男・市川團子が昼の部代役に 次代の猿之助候補“本命”19歳

 歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が18日に都内の自宅で倒れているのが見つかり、父で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(享年76)、母・喜熨斗延子さん(同75)が死亡した件について、死因が向精神薬中毒の疑いであることが19日、分かった。捜査関係者によると、一家心中を図った疑いがあるという。病院に搬送された猿之助は、同日に退院した。また、主演を務める「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(東京・明治座)の昼の部で市川團子(19)が、夜の部で中村隼人(29)が猿之助の代役を務めることが発表された。

 座長公演で座長を失うという非常事態も、“一族”の後継者の力を頼りに、千秋楽まで公演を続けることとなった。

 この日の昼公演は中止となったが、夜公演は18日と同じく中村隼人が代役を務めて上演。そして20日以降の昼の部は、市川團子が代演を務めることが発表された。團子は同公演の夜の部には出演しているが、昼の部には出演しておらず、まさに“突貫工事”での代演となる。

 團子は猿之助のいとこで、俳優・香川照之としても活躍する市川中車(57)の長男。中車は父の市川猿翁(83=当時は三代目市川猿之助)と女優・浜木綿子(87)の間に生まれ、両親の離婚後は猿翁とは絶縁状態にあったが、團子を歌舞伎の世界に導くために自身も市川中車を襲名したという過去がある。

 團子は猿之助一家の屋号である「澤瀉屋(おもだかや)」の後継者としても期待を集めている。今回の騒動を受け、猿之助が歌舞伎俳優として復帰できない可能性も浮上しているだけに、次代の猿之助候補の“本命”である團子が、19歳にして「お家の危機」を救うべく獅子奮迅することになる。

 明治座によると、27日まではこの態勢で上演。千秋楽28日の「花形公演」については今後、検討するという。

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