俳優の関口宏が７日、司会を務めるＴＢＳ系「サンデーモーニング」に出演し、巨人のルイス・ブリンソン外野手の走塁に苦言を呈した。

　ブリンソンは３日に東京ドームで開催されたヤクルト戦の三回に左翼線への二塁打で出塁。次打者の代打・門脇はほぼセンター定位置の飛球を放った。センターが難なく捕球し、中飛となったが、この時点で二走のブリンソンはなぜか、すでに三塁をまわっていた。三塁ベースも踏まずに、あわてて二塁へと戻ったが、間に合わず、センターから二塁へと返球され、余裕の併殺となり、イニングが終了した。

　このシーンの映像を見ながら、関口は「これ、わたしが見たってセンターフライですよ。それで、なんでこんなとこ（三塁）まで走るかなぁ？」と疑問符を付けた。ただ、ブリンソンはその後、２点差の八回に３ランを放ち逆転勝利に貢献している。関口は「さっきのミスはチャラかなぁ」と苦笑いした。

　この日、ご意見番として番組初登場だった、西武、中日などで投手として活躍し、中日監督も務めた森繁和氏は「関口さんだけじゃなくて一般の人が見ても『喝』ですよ」。一方で、逆転ホームランには「『あっぱれ』あげてください」と“プラマイゼロ”とした。

　巨人、メジャーリーグ・レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏は、ブリンソンが４月６日のＤｅＮＡ戦で、二回１死一塁から左中間を破るヒットを放ちながらも、アウトカウントを勘違いし、ベースから離れてアウトになるという凡ミスを犯していたことも指摘。「またここでやったか、ということで『喝』です」と厳しめだった。関口は「なんなんだろう、あの人」と理解に苦しんでいた。