「ドーハの悲劇」沈黙の30秒は「体感10秒」だった!実況忘れた久保田光彦アナの思い

 テレビ東京・松丸友紀アナウンサーが3日、NHK総合「アナテレビ」に出演し、「ドーハの悲劇」を実況した元同局の久保田光彦アナウンサーの心境を伝えた。「アナテレビ」はNHK・高瀬耕造アナ、日テレ・水卜麻美アナ、テレ朝・大下容子アナ、TBS・安住紳一郎アナ、テレ東・松丸アナ、フジテレビ・伊藤利尋アナの6人が共演。テレビ放送70周年を記念し、垣根を越えて各局のアナウンサーが集まり、アナウンサーについて語った。

 「伝説の名場面&名フレーズ」のコーナーで、サッカー日本代表がワールドカップ初出場を寸前で逃してしまった、1993年のアジア地区最終予選が取り上げられた。終了間際のイラクのコーナーキックで同点に追いつかれ、ワールドカップを逃した“事件”は「ドーハの悲劇」として語り継がれている。

 久保田アナはイラクの同点ゴールを「ヘディングシュート…決まった」と実況した後、約30秒間無言。解説の前田秀樹氏が「今のもですね、一瞬の隙だったですね」と久保田アナよりも先に話し始め、久保田アナも「いやぁ前田さん、まぁしょうがないですけどね…」となんとか実況を再開していた。

 久保田アナに当時の状況を直接聞いたことがあるという松丸アナは「あの沈黙の30秒は、『泣いていたわけではなくて、あぜんとしていたんだ』と。『体感では10秒ぐらいだと思ってたのに、後で聞いたら30秒も黙っていたんだ』と。解説者の前田さんが話しているのを聞いて、ハッとわれに返って『実況しなきゃ』と思ったそうなんです」と明かした。さらに、久保田アナのスタンスを「『実況しよう』と思ってるのではなく『一番に試合を心から楽しもう』と思って臨まれるそうなんです」と説明した。

 番組MCの極楽とんぼ・加藤浩次は、自身もサッカーをしていただけに、イラクの同点ゴールの瞬間にいすから転げ落ちたと告白。「あの30秒は、日本全国のサッカーを見てらっしゃる方と同じ感情だったと思う」と“しゃべれなかった”久保田アナを評価していた。

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