橋幸夫 63年の歌手生活を終了 ラストコンサートで万雷拍手「感無量でやり残したことはない」

 80歳の誕生日である3日を最後に歌手活動を引退する橋幸夫(79)が1日、東京・浅草公会堂で、ラストコンサートを開催した。喉の衰えを引退理由に挙げていたが、衰え知らずの伸びやかな歌声を披露し、万雷の拍手の下でマイク収め。最後まで涙は見せず、笑顔で63年に及ぶ歌手人生に終止符を打った。

 日本歌謡界に輝かしい歴史を刻んだ「御三家」の一人がマイクを置いた。開演前に取材に応じた橋は「寂しさはない。皆さんが泣いちゃうと泣いちゃうかもしれないけど、精いっぱいやらせてもらいます」と清清しい顔を見せ、歌手道を突っ走ってきた自身を「よくやってきたと言いたい」と褒めたたえた。

 全29曲のステージのラストソングは、吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」を選択。この日までにコンサート観客動員数は300万人を記録。昭和、平成、令和と時代を超え、歌で人々の心を豊かにし続けた大スターは「感無量でやり残したことはないです」とキッパリ答えた。

 今後の活動については「アーティストからアートに。書道や書画をしたい。全国で個展をやりたい」と言及。2022年に京都芸術大学通信教育部書画コースに入学しており、学んだ技術を生かしてアートの道を歩む。

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