藤井聡太竜王 最年少名人へ白星発進! 憧れ名人戦の舞台に「充実感」持ち時間9時間に課題も

 将棋の第81期名人戦七番勝負2日目が6日、文京区・ホテル椿山荘東京で行われ、藤井聡太竜王(20=王位・叡王・棋王・王将・棋聖との六冠)が渡辺明名人(38)に110手で勝利。最年少名人、最年少七冠に向けて白星発進した。

 憧れの舞台でも、涼しい表情で名人を圧倒した。持久戦となり、2日目の夕方までほぼ互角のねじりあいが続き、最後は攻め合いに。時間的優位があった藤井竜王はじっくり時間を使って読み、リードを徐々に拡大し、午後8時39分終局の熱戦を制した。

 将棋界で最も歴史ある大舞台。「素晴らしいところで対局させていただいて、序盤から常に難しい局面が続いていて充実感があったと思います。いいスタートを切れたかなと思います」と満足顔。名人戦は持ち時間9時間でタイトル戦最長。初めて経験し、「(他の2日制棋戦の)8時間と違うなと感じた。序盤からいろいろ考えられたし、2日目に夕方の休憩があって、8時間と違った時間配分が必要だと感じました」と次局以降への課題とした。

 藤井竜王にとって大一番のシリーズだ。谷川浩司十七世名人(60)の持つ最年少名人記録「21歳2カ月」の40年ぶり更新と、羽生善治九段(52)に並ぶ2人目で、最年少七管記録「25歳4カ月」の27年ぶり更新がかかる。先月19日に渡辺名人から棋王を奪取して最年少六冠を達成したばかり。11日には菅井竜也八段(30)の挑戦を受ける叡王戦も開幕し、さらに過密日程を強いられる。

 第2局は27、28日に静岡市「浮月楼」で指される。

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