国会議員から一夜でガーシー容疑者に逮捕状 立花孝志氏「99%逮捕されない」
警視庁は16日、YouTubeで芸能人や会社経営者らを脅迫、中傷したとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)や名誉毀損(きそん)などの疑いで、政治家女子48党の前参院議員・ガーシー容疑者(51、本名東谷義和)の逮捕状を取った。ドバイ滞在中のため今後国際手配し、外務省は旅券返納命令を出す方針。だが、デイリースポーツの取材に応じた同党前党首の立花孝志氏(55)は「99%逮捕されない」との見方を示した。
暴露系ユーチューバーから参院議員、そして容疑者へ。除名で国会会期中の不逮捕特権を失ってから、一夜明けての逮捕状。ガーシー劇場の第2幕は、世界を舞台にした大捕物となって始まった。
警視庁は弁護士を通じ、任意の事情聴取を要請していたが、ガーシー容疑者は帰国せず応じなかった。
立花氏は「ガーシーは99%逮捕されない。これで2度と日本に帰って来ないでしょう」との見通しだ。報道でガーシー氏への逮捕状請求を知ったが「これまで不逮捕特権があった。ある意味想定内。当然のこと」と驚きもなかった。
レバノンに逃亡した日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(69)の例を引き合いに出した。「日本で逮捕され、海外に逃亡した。引き渡しされないでしょ?UAE(アラブ首長国連邦)に、引き渡すメリットはない。日本からの援助が欲しかったフィリピンのルフィとは違う。強制送還されない」と説明した。
ガーシー容疑者からは、参院懲罰委員会で除名が全会一致で可決された14日に「お世話になりました」とLINEが来た。立花氏は「これからもお願いします、というメッセージはなかった」と、腹をくくったと感じた。逮捕された場合、実刑が確実だといい「帰国するメリットは何もない」と、出頭する可能性もゼロだとした。
立花氏は「これでこの事件は終わり。日本の警察はここまでしかできない。逮捕状は単なるパフォーマンス」とバッサリ。旅券返納命令にも「別の国のパスポートを持っているのでは」と推測する。「ガーシーは死んでいない。むしろここから」と、開き直ったガーシー容疑者のメガトン級暴露を予告した。
