【山田美保子のミホコは見ていた!】通夜、告別式で改めて分かった笑瓶さんのお人柄

 故人の人柄を葬儀で知ることは少なくない。その中には、有名人の葬儀の様子をテレビで見て、視聴者が様々想いを巡らす機会も含まれている。が、いまはコロナ禍。家族葬なるトレンドもあり、なかなか大きな斎場での葬儀を目にする機会がない上、ワイドショーの中には訃報を取り上げない番組もあるのだ。

 だが、多くのワイドショーがトップで扱い、ニュースでも長尺で扱われたのが、22日、急性大動脈解離のため66歳という若さで亡くなった笑福亭笑瓶さんの通夜・告別式だった。

 26日、東京・築地本願寺で行われた通夜には約400人、27日の告別式には約200人の関係者や親交のあったタレントらが参列。焼香を終えた多くのタレントが、待ち構えていたリポーターや記者の囲み取材に応じる光景も本当に久しぶりに見た気がする。

 いかに笑瓶さんが“現役”だったかという証だろう。なかでも26日に追悼番組をオンエアし、MCの森本毅郎をはじめ、レギュラー陣が番組と同じ並びで故人の最新エピソードを披露したのは「噂の!東京マガジン」(BS-TBS)の面々である。同番組で精力的に現場に出ていた笑瓶さんは、取材先で出会う一般の方にも常に笑顔で接していたという。

 それはタレントに対しても同様で、どんな現場で、どんな人たちが集っていても、分け隔てなく明るく接したという笑瓶さん。

 少しでも輪の外に居る人を見つけると声をかけて中に入れてくれたと話していたのは爆笑問題の太田光と田中裕二だった。二人については、24日、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で、かつて所属していた太田プロを退所したことでテレビ局が忖度し、干されていた時期が長かったことがVTRで明かされたばかり。だが、磯野勉社長、磯野泰子副社長の深い理解により、再び多くのオファーを受け、今に至るのだという。

 その太田プロに所属していたのが笑瓶さん。あの規模の通夜・告別式を行うにあたっては、同事務所の尽力があったに違いない。出て行った山田邦子も駆け付け、「笑ちゃん、天国、行け! 私、葬式で初めて、なんか待っててねって思った」と涙をこらえながら話す様子にもらい泣きした視聴者は多いのではないか。タレント想いの事務所に所属し、先輩にも後輩にも愛された笑瓶さんのお人柄が漏れなく伝わってきた通夜・告別式。笑福亭笑瓶さん、どうか、ゆっくりお休みください。合掌

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