西郷輝彦さんをしのぶ会 御三家・舟木一夫「遊んでないで戻ってこいよ!」「まだ吹っ切れてない」

 昨年2月に前立腺がんのため75歳で死去した歌手で俳優の西郷輝彦さんをしのぶ会が命日となる20日、都内で営まれ、ともに御三家として活躍した歌手の舟木一夫(77)ら約600人が参列した。会の最後は、西郷さんの代表曲「星のフラメンコ」が演奏され、参列者たちが青いサイリウムを振る“ラストコンサート”に。ドラマ「どてらい男」で共演した大村崑(91)が爆笑秘話を明かすなど、おのおのが故人との思い出を振り返った。

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 同時代を駆け抜けた歌謡界の仲間たちも西郷さんをしのんだ。

 御三家として切磋琢磨(せっさたくま)してきた舟木は「まだ吹っ切れてない」と吐露。15年ほど前から電話や手紙でのやりとりを繰り返してきただけに「電話をしたら『えい』って出そうな感じがする。『遊びほうけてないで帰ってきてくださいよ』と言いたい」と瞳を潤ませた。

 御三家にプラスされて四天王と呼ばれた三田明(75)は、全国ツアーで酒席を共にしてきた。幾度も朝まで飲み明かし「デビュー当時の話をよくしてくれました」と回想。目を赤くさせ「(まだ言葉を)かけたくない。悔しい」と首を振った。

 他にデヴィ夫人、山本リンダ、尾藤イサオ、野村将希、森田健作、コロッケ、角田信朗らが参列した。

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