１８日に行われた「Ｍ－１グランプリ２０２２」で決勝では最下位となる１０位となったお笑いコンビ・ダイヤモンドが同日、配信番組「Ｍ－１打ち上げｂｙストロングゼロ」に出演し、野澤輸出が「ただ、恥ずかしいですよ」と感想を語った。

　ダイヤモンドは９位のキュウとともに出演。ＭＣの千鳥・大悟は「来年おもろなるのは１０位と９位取ったやつ、最高のネタになるんやから」と激励。続けて「きょう一番おもろかったの、点が出てる時の野澤の顔」といじった。

　ダイヤモンドは９０点をつけた博多華丸・大吉の大吉以外は、山田邦子の８６点、ダウンタウン・松本人志の８７点など８０点台ばかりで、合計６１６点だった。得点発表の際に野澤は口を開いたままぼうぜん。相方・小野竜輔がかろうじて「これは恥ずかしいですねー」とリアクションした。

　松本は「パターンとしては一手（ひとて）なので、それの羅列と取られてしまってもしょうがないのかな」と論評。続けて「ちょっと、ダイヤモンド、『原石』ぐらいに変えた方がいいぐらい」といじった。これに野澤は「ダサいでしょう」と即ツッコんで笑わせた。松本は「ホンマごめん」と謝罪し、小野が「いいですよ」とかぶせてさらに笑いを取った。

　野澤の「ダサい」は一部ネット上で「失礼だ」などとプチ炎上していたが、「Ｍ－１打ち上げ」で小野は「野澤、松本さん大好きで『松本さんに褒められたい』ってずっと言ってて。８７点って出た時の絶望感すごかった」と審査時の相方の心境を振り返った。

　野澤は「（会場が）盛り上がってるから、どっかで（雰囲気が）へこむんだろうという怖さがあった」とＭ－１の魔物に飲み込まれたと告白。「ただ恥ずかしいですよ」と悔やんだ。

　大悟は「間違えずに漫才やっただけですごいよ。言葉数も一番多かった」と出場経験者ならではのフォロー。ノブも「気持ち分かるよ。近年のＭ１ってウケ過ぎてる。大舞台で結果出ないのは大いなる財産。決勝にこれてるっていうこの時点で勝者ですから」とたたえた。

　野澤は「Ｍ－１打ち上げ」終了後の１９日未明にツイッターを更新し、松本のインタビュー記事が掲載された雑誌や「寸止め海峡」「頭頭」などの映像作品のパッケージを並べた画像を掲載。「原石。。。」とだけコメントして松本への思いをにじませた。フォロワーからは「松本さんに言い返した瞬間、最高に面白かった」「大好きな人の前で屈しなかったダイヤモンドが好きです」「磨けば光る」と激励のコメントが届いた。