W杯日本勝利「残念」区議が謝罪 「同意」していた町議はコメント削除

 サッカーW杯カタール大会でドイツを下す金星を挙げた日本代表に対して「残念」とコメントし、物議を醸した日本共産党所属で東京・中野区議会議員の羽鳥だいすけ氏が24日、自身のツイッターを更新し「言動は間違いでした。」と訂正し、謝罪した。

 羽鳥氏は23日深夜の日本の激勝から一夜明けた24日午前に「ドイツ代表、試合前の写真撮影で口塞ぐ 腕章禁止に抗議」というネット記事を引用。「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない。」とつづっていた。

 この投稿がネットニュースとなり大きな話題になった。羽鳥氏は同日午後6時過ぎに再度投稿。「『日本が勝ってよかった』とはとても思えません。」と日本の勝利を喜ばない気持ちを改めて主張していた。

 しかし、同日午後10時過ぎには「多くの方からご指摘がありまして現在は以下のように思っています。」と投稿。「選手のみなさんは、努力を重ねフェアプレイで全力を尽くして戦ったわけで、その双方に対して敬意を払うことが政治に携わるものとして当たり前の態度でした。『日本代表が勝って残念』という言動は間違いでした。申し訳ありません。」と矛を収めた。

 ここではしごを外された形となったのが、羽鳥氏と同じ共産党所属で鳥取県日野郡・日南町議会議員の岡本健三氏だった。岡本氏は羽鳥氏の最初の投稿に反応し「私も本当に残念です」などと同意する意見をツイート。ドイツの勇気とスポーツマンシップに感動してドイツを応援していたと説明していた。

 岡本氏は羽鳥氏の謝罪ツイートから一夜明けた25日午後1時過ぎに投稿。「私のツイートに多くの方からご批判をいただきたいへん恐縮です。スポーツですべての選手に敬意をはらうのは当然です。その上で、私は個人的な思いをツイートしました。」と説明した。続けて「しかし、議員が個人的な思いを不用意に発信したのは不適切でした。混乱を招いたことをおわびし当該ツイートを削除します。」とコメントした。

 岡本氏の「おわび」は「混乱を招いたこと」に対するもの。羽鳥氏は「残念」コメントは「間違い」と訂正したが、岡本氏は「残念」とコメントしたことについては、ただ削除しただけの形となった。

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