3児のママ・小雪「『お母ちゃん』慣れてないです」 黒のノースリーブワンピで魅了

 女優の小雪(45)が12日、大阪市内で12年ぶりの主演映画「桜色の風が咲く」(4日から公開中)の舞台あいさつに、共演俳優の田中偉登(たけと=22)と登壇した。

 盲ろう者として、世界で初めて大学教授になった東京大学先端科学技術研究センターの福島智教授(59)と、母・令子さんの実話をもとにした映画。小雪は、福島教授のために「指点字」を開発した令子さんを演じた。

 3児の母親でもある小雪だが、母役に福島教授は「有名な女優でモデル。兄弟に言ったら、『おふくろとはどこも似てへんな』って言われましたね」と笑わせながら、僕に会いに来られた時も「自転車で来ました、と。たくましさを感じましたし、集中力がすごかった」と、行動力と演技力に舌を巻いていた。

 小雪はこの日、黒いノースリーブのロングワンピースに、キラキラと光るメッシュのトップスを着用。エレガントなコーデで観客を魅了した。作中ではお母ちゃんと呼ばれる小雪だが、「『お母ちゃん』は慣れてないです、呼び名は」と照れ笑いしながら「本を読ませていただいた時から、この作品は世に出すべきだと。使命感みたいな、インスピレーションを感じていました。指点字1つで世界が変わる。共感してもらえたらうれしいです」と呼びかけていた。

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