井ノ原快彦「ジャニーズアイランド」社長に就任「僕が育てるとかじゃなく一緒に」

 元V6で俳優・タレントの井ノ原快彦(46)が、ジャニーズ事務所の関連会社「ジャニーズアイランド」社長に就任したことが10月31日、分かった。2019年1月から同社の社長を務めていたジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(40)が、10月31日に退社。後任として白羽の矢が立った井ノ原は、自らもタレント業を行う“プレーイングマネジャー”としてジャニーズJr.の育成にあたることになり、このほど、都内でデイリースポーツなどの取材に応じた。

 白いシャツにデニム姿。新社長の井ノ原は、ナチュラルな服装に身を包み、笑顔を浮かべて現れた。「スーツとか着ていった方がいいのかなと思ったんですけど、ちょっと違うかなと思って、いつもの感じで来ました」

 自身に加わった肩書に「もっと適任はいると思いますけど、敏腕社長を求められていないことは僕もすごく気が楽。愛情を持って接していきたい」と所信表明。「-アイランド」社はジャニーズJr.の育成発掘など、Jr.部門の全てを担うが「僕が育てあげるとかじゃなく一緒に育っていく、子育てみたいなもの」と持論を口にした。

 9月中旬すぎ、藤島ジュリー景子社長(56)から後任のオファーを受けた。「僕、ビックリすることあんまりないんですけど、久々にエーッって言っちゃいました」。帰宅して家族会議を開くと、妻の女優・瀬戸朝香(45)は「思いっきり背中を押してくれた」という。「ジュリーさんにはお世話になっているし、恩返ししたかった。その日のうちにお返事をしました」と快諾したことを明かした。

 家庭ではJr.たちと同世代の中学生の長男、小学生の長女を持つ父で、新しい価値観への理解も深い。また、自身のJr.時代は仲間のデビューを見送る立場も味わうなど、豊かな人生経験には説得力がある。数々のテレビ番組でのMC経験で培った高いコミュニケーション力にも大きな期待が寄せられている。

 既に9月26日の「-アイランド」社の取締役会で滝沢氏の退任と井ノ原の就任が承認された。10月に入り、約30人のJr.たちと面談をし、ワークショップにも参加するなど精力的に動いている。

 滝沢氏は「滝沢歌舞伎」や「少年たち」など舞台の演出を手がけてきたが、井ノ原はあくまで自然体。「次は何を仕掛けてとかデカいことしてとか、全く才能がない。できないことはできませんし、できる人にどんどん任せたい。“社長素人”として堂々と皆さんの手を借りたい」。その分野のエキスパートの力も借りつつ一丸となってJr.の育成に取り組んでいく。

 タレント業を完全に引退して社長に専念した滝沢氏とは違い、今後もタレント業は続行。ジャニーズ事務所初の“プレーイングマネジャー”は「子どもたちと夢を共有していきたい。自分の芝居にもいい影響があると思う」と力を込めた。

 ◆井ノ原快彦(いのはら・よしひこ)1976年5月17日生まれ。東京都台東区出身。88年入所。91年「湘南ペンション通り」でドラマ初出演。95年11月1日、V6のメンバーとして「MUSIC FOR THE PEOPLE」でデビュー。21年11月1日に解散。10年から「あさイチ」初代キャスター、15年にはNHK「紅白歌合戦」で白組の司会を務めた。07年9月に女優の瀬戸朝香と結婚。子供は1男1女。

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