ヒカキン 不正疑惑の声に「全部ぼくが甘かった」と謝罪 「おにごっこ」動画非公開に
人気YouTuberのヒカキンが2日、自身のYouTubeチャンネルで、8月に投稿した「ヒカキンおにごっこ」動画を非公開にすると発表。「ゲームとして成立していなかった」と具体的なアクシデントを公表し、関係者、動画視聴者に謝罪した。
ヒカキンは黒いシャツ姿で登場し、まず深々と一礼。そして「タイトルにもあるとおり、約2カ月前に投稿した『ヒカキンおにごっこ』の動画を非公開にさせていただくことにしました」と切り出した。
「ヒカキンおにごっこ」は、富士急ハイランドを舞台に、チャレンジャーが60分、鬼から逃げ切れば100万円をゲットできるという企画。ヒカキン自身にとって「YouTube人生で一番大きい企画」だったといい、撮影に関わった人は約180人、「たくさんの人の思いが乗った動画」だったが「今回、非公開にするという判断になってしまい、携わってくれた皆さん、視聴者の皆さん、この度は本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
非公開にした理由については「端的に申し上げますと、ゲームとして成立していなかったんではないか、と判断したから」と説明。YouTuberのヒカルから連絡があり、「おにごっこ関係者の間に、逃げ切った人の数を少なくするため、不正があったのではないか?」という声があがっていることを知ったという。
具体的には、60分のゲームの最中、カメラマンの転倒と、参加者の1人が体調不良を訴えた時間があり、体調やケガを確認するために、ゲーム自体が成り立っていない時間帯が約10分、あったという。そのため10分延長したが、この10分延長された理由が上手く伝わっていなかったことから、一部でヒカキンが賞金獲得者を少なくするために意図的に延長したのではないかとの疑問の声が上がっているという。
ヒカキンは「アクシデントの詳細、10分やり直したい説明がないまま、時間の調整だけが行われていたことが、発覚した」と語り「このミスを聞いたときは正直、言葉を失いました」とコメント。
ヒカキンは鬼だったが、「もし自分がチャレンジャー側だったら、いきなり10分伸びたとなるので、不審に思ったと思う。逃げ切る人を意図的に少なくする不正と思われても仕方のないミス」と反省。「あらゆるアクシデントを想定していれば、あいまいな時間も生まれなかったし、伝達ミスも起こらなかった」とも語った。
「全部ぼくが甘かった」と謝罪し「改めてチャレンジャーの皆さん、この度は申し訳ございませんでした」と何度も深々と頭を下げていた。