１０月３日（月）深夜の読売テレビをはじめ、ＴＯＫＹＯ　ＭＸやＢＳ日テレでのオンエア。さらには同４日よりＮｅｔｆｌｉｘにて国内配信が開始され、全世界独占配信も決定したのがアニメ「名探偵コナン　犯人の犯沢さん」だ。「～犯沢さん」は、「～コナン」の公式スピンオフ作品。かんばまゆこ氏、青山剛昌氏が「少年サンデーＳ」に連載中で、「～コナン」でおなじみの黒タイツのようなビジュアルの〝犯人〟を主人公に描いている。

　「名探偵コナン」と言われて真っ先に思い浮かぶアーティストは倉木麻衣。劇場版の主題歌「渡月橋　～君　想ふ～」の大ヒットが記憶に新しく、人気コラボは実に２５曲を数える。

　が、今回の「～犯沢さん」で倉木が担当するのはエンディングテーマ。オープニングテーマは、同じ「ビーイング」に所属する新浜レオンが大抜擢された。

　新浜といえば、この２年ほど、演歌・歌謡界を席巻している〝演歌第７世代〟の筆頭。明日２８日には、５月に先行配信され、７月にＤＶＤシングルとなった「ジェラシー　～運命にＫｉｓｓをしよう～」がＣＤリリースされる。そのカップリング曲こそが「犯人の犯沢さん」のオープニング曲「捕まえて、今夜。」なのだ。

　新浜が抜擢されたのは、「～犯沢さん」の寺島清晃プロデューサーから３ｒｄシングル「ダメ　ダメ…」のＹｏｕＴｕｂｅを紹介され、「この曲が主題歌で、いいんじゃないの？と思ったほど」新浜の歌声に〝一耳惚れ〟した大地丙太郎監督による御指名だったという。

　演歌歌手×アニメのテーマ曲と言われて思い出すのは「ドラゴンボール超」（フジテレビ系）の２期オープニングテーマ「限界突破×サバイバー」を歌った氷川きよしのこと。当初、氷川の歌唱だと気づかぬ新たなファンが多数ついた上、「歌が上手な人は何を歌っても上手い」と改めて評価の声があがったことを考えると、新浜にも〝限界突破〟と言うべき大チャンスが訪れたと言っても過言ではない。

　もともと演歌ファンだったという大地監督は「作品に相応しいワードを盛り込んだノリもテンポもいい『捕まえて、今夜。』を歌えるのは新浜レオンさんしかいない」と太鼓判。新浜も「大好きなこのアニメを熱く熱く盛り上げます。犯沢さんと一緒に駆け上がレオン」と〝レオン語〟をまじえて張り切っている。「がんばレオン」と伝えたい。