NEWSはまだまだ強くなる 小山「この屋号守りたい」20周年イヤーへシグナル点灯

 人気グループ・NEWSが10日、さいたまスーパーアリーナでライブツアー「音楽 NEWS LIVE TOUR 2022」を開催した。この日は埼玉公演初日で「LOSER」「チャンカパーナ」など計27曲を披露。15日で結成から丸19年。20周年イヤー突入を控え、小山慶一郎(38)は「ジャニーさんからもらったこの屋号を守りたい」と宣言した。今ツアーの千秋楽となる11月27日の宮城公演終了時で、04年のコンサートから通算動員数500万人に到達する予定だ。

 「音楽、味わってますか~!」

 気持ちよさそうに汗をぬぐいながら、小山はアリーナに詰めかけた2万5000人に呼びかけた。

 「音楽」というツアータイトルに込められた思いは、3人の現在地だ。加藤シゲアキ(35)は言った。「個人の仕事も充実している中で、なぜNEWSをやるのか。それは音楽じゃないのかと僕は思う」。増田貴久(36)は「これが僕たちの音楽ですっていうのは恥ずかしいけど、今伝えたいのはそれです」、小山は「3人でつくったライブ。それは僕らの“宣誓”です」と力を込めた。

 増田の歌唱力、小山の表現力。作家デビュー10周年を迎える加藤は短編小説を手掛け、女優・松たか子(45)による朗読で、ライブ内のブロックを構成した。それぞれの持ち味を存分に生かした独自の世界観を示した。

 2003年9月15日のグループ結成から、間もなく丸19年。「ジャニーさんに『YOUたち、NEWSね』って言われたこと、今でも覚えています」と小山。当初は9人でスタート。その後、メンバーが相次いで脱退したが、小山、加藤、増田がグループの命を支え続けている。

 紆余曲折を乗り越えてきた経緯も、自分たちの歴史だ。デビュー当時を知らない10代のファンも増え、加藤は「CDを聴いたら『この声だれ?』ってなるかも」と笑いに変えた。全てを受け止め、今、3人でこのステージに立っている。小山は「振り返ればたくさんの船員がいたけど、船を降りなかったのがこの3人。みんなでオールを漕いで、ジャニーさんがくれた『NEWS』という屋号を守りたいと思います」と力強く宣言した。

 代表曲「weeeek」(07年)の歌詞「35歳を過ぎた頃 オレたちどんな顔? かっこいい大人になれてるの?」に追いつき、今年、3人全員が35歳以上となった。アンサーソングの「三銃士」(22年)では、懐の広い大人の男に成長した等身大の3人を歌い上げている。加藤は叫んだ。「NEWS、まだまだ強くなるっしょ?」。内なるパワーを携え、歩みを進めていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス