KADOKAWA・角川会長 賄賂否定「社員を信じる」東京五輪汚職事件

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部は5日、大阪市北区の広告会社大広を家宅捜索した。大広は大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=の知人が経営する東京都中央区のコンサルタント会社に資金提供しており、賄賂の疑いがあるとみて捜査している。また、高橋容疑者の知人が経営する会社に計7千万円を提供した出版大手KADOKAWAの角川歴彦会長(79)が取材に応じ、賄賂を渡したとの認識はないと説明した。

 角川歴彦会長は5日、取材に応じ、賄賂を渡した認識について「全くありません」と説明した。

 KADOKAWAは2019年4月にスポンサーに決まった後から、10回に分けてコンサル会社に送金していた。高橋容疑者は知人の依頼を受け、組織委側にKADOKAWAの選定を働きかけたとされ、特捜部は見返りの賄賂の疑いもあるとみて立件を視野に資金の趣旨を調べている。

 角川氏は取材で、高橋容疑者に資金が流れたかどうかについて「社員を信じる。渡っていないと思う」と話した。

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