羽生善治九段「損した気分」 碁囲井山座王とAI語る「違和感なく便利なツール」

 王座戦のトロフィーを前に、井山裕太王座との対談に臨んだ羽生善治九段=東京都内
 井山裕太王座との対談に臨んだ羽生善治九段=東京都内
 井山裕太王座(右)との対談に臨んだ羽生善治九段
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 将棋の羽生善治九段(51)と囲碁の井山裕太王座(33)が1日、都内で「AIと囲碁将棋の深遠な世界」と題した特別対談に臨んだ。

 将棋と囲碁の七冠達成者同士の“対局”。将棋におけるAIの存在について、羽生九段は「違和感なく、便利なツールのひとつとして活用している」とし「それぞれの手に評価値という点数が出てくる。それをどこまで許容するかという感じ」と活用法を話した。

 公式戦通算1500勝を誇るも、幼少期にはAIが存在していなかったことから「私はアナログから始めていたので、損した気分」と会場の笑いを誘った羽生九段。「自分だけでなく、周りの環境もいいので競争も激しくなる。痛しかゆしでしょうかね」と話した。

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