羽生善治九段、里見香奈女流四冠へ「良い将棋を見せてほしい」のエール
将棋の羽生善治九段が29日、ツイッターを更新し、棋士編入試験受験を表明した里見香奈女流四冠へ「最近の充実ぶりを考えれば編入試験の資格取得は驚きませんでした」と投稿。田中寅彦九段もTBS系「ひるおび!」で「実力は間違いなく四段」と合格に期待を寄せた。
羽生九段は「里見香奈女流四冠が棋士編入試験の申込を表明されました」と切り出すと「最近の充実ぶりを考えれば編入試験の資格取得は驚きませんでした」とその実力を高く評価。「新人5人との対戦はかなり大変ですが、良い将棋を見せてほしいと思います」とエールを送った。
田中九段も「ひるおび!」で「実力は間違いなく四段の実力を持っている。期待している」と試験突破を期待。ただ、試験相手が「四段になりたてのピチピチ」の若手であることから「そこを負かすのはロートルを負かすより大変。試練かなと。(若手は)実力以上のものが出てしまう」と勢いある対戦相手には注意と助言していた。
里見女流四冠は8月から月1局、若手プロ棋士5人と対局し、3勝すれば四段となりフリークラスに編入できる。もしも突破すれば女性初のプロ棋士となる。