レーガン元大統領国葬は「500億円」政治学者「五輪のような」外交の可能性指摘

 米国で上院補佐官も務めた政治学者で早稲田大学教授の中林美恵子氏が23日、テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」に出演し、米国での国葬について解説した。銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の国葬が9月27日に実施されることが決定した。

 中林氏は、米国では大統領は基本的に国葬されると説明し、1963年のジョン・F・ケネディ元大統領の国葬は「20億円ぐらいだったのではないかと言われています」と説明。さらに04年のロナルド・レーガン元大統領の時には「円に換算して500億円以上ぐらいかかってるのかなと」と費用について解説した。

 安倍氏の国葬についてはさまざまな賛否の意見がある。中林氏は弔問外交という意味合いについて「かなり大きくなるんじゃないかという気がします」と分析。各国のトップが訪れる可能性があり「(海外の)テレビなどで放映したりもしますので、お茶の間レベルでも話題になるから、オリンピックの時の外交のような可能性もある」と波及効果が大きいとした。

 コメンテーターの石原良純が「日本の顔っていうものを作っていかなきゃいけない。意識的に作っていかなきゃいけないと思う」と持論を展開。中林氏は「これが機会というかきっかけになる可能性がある」と岸田首相が世界に「顔」を売るチャンスでもあると分析。「ある意味、岸田総理もしたたかに、そこは考えてらっしゃるのかな」と国葬を決めた背景に言及した。

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