矢沢永吉、あの巨額詐欺被害を赤裸々告白「髪の毛どれだけ抜けたか」「過呼吸も」

 歌手の矢沢永吉が19日、日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」で、かつての35億円詐欺被害を生々しく振り返った。

 矢沢は世界進出を視野にいれ、80年代に豪州に土地とビルを購入。知り合いのコーディネーターにビル管理を委託し会社の経理部長に資金の流れを把握するように頼むも、約10年後に知らぬ間にその土地とビルが競売にかけられ、他人のものになっていたという。

 矢沢はだまされたことが発覚したときは「それはもうショックですよ。ビックリを通り越してショック」と振り返り「こんなことがあるのかと。まだ分かった時といっても、何がどうなったかよく分からない。でも人の手に渡ったらしいと。ええ!と…」と驚きの心境を語った。

 くじけそうになったことは?と聞かれると「ある、ある、ある」と言い「髪の毛がどれだけ抜けたか。あと過呼吸も。寝ていてもね」と体調にも異変が起こり「今でこそ笑いながら『実は…』と言えるけど、どんよりした雲が覆い被さっているような感じ」だったとも振り返った。

 番組冒頭には「こんなこと言ったら下世話な、変な言い方になりますけど、ああ矢沢だまされちゃってバカだねって、世間も思っただろうし、メディアもそこを面白くかきたてる」と振り返り「俺が倒れるのを待ってるんだろうなと思いますよね。今でこそ笑いながら実はね…と言えるけど、あれは今でも忘れない」ともコメント。

 マスコミからもかなりたたかれたことから、「こいつらにいい思いはさせない。こいつらにギャフンと言わせるには借金を返さないといけないと思った」と反骨心も吐露した。

 結果、03年2月に経理責任者、3月に現地責任者にそれぞれ有罪の判決。04年4月には35億円の借金を完済した。

 完済の連絡が入ると、すぐに行きつけのレストランに行き日本酒冷やであおったという。「今でも忘れない、ショット4、5杯飲んで、最高の酒」とも振り返っていた。

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