生稲晃子氏 安倍元首相へ30秒間の黙とう「優しい笑顔が忘れることはできません」
第26回参院選(10日投開票)に東京選挙区から自民党公認で出馬した元おニャン子クラブでタレントの生稲晃子氏(54)は、選挙戦最終日となった9日、東京・銀座で街頭演説を行った。トレードマークだったポロシャツカラーのピンクを、白に変え、左腕には喪章を着けて、冒頭で30秒間の黙とう。18日間の選挙戦では安倍元首相からの応援演説を、公示日などに4度受けて、この日も一緒に立つ予定だったといい、「安倍元総理大臣が凶弾に倒れました。このような蛮行、私は絶対に許しません」と悔しさをにじませた。
安倍元首相は総理時代の2016年、「働き方改革実現会議」の民間議員に生稲氏を選出。国会を目指す礎を築いてもらっただけに、「安倍先生が思い描いていた日本を引き継がないといけない。そのためには負けるわけにはいかないんです」と一段と大きな声で訴えて、拳を突き上げた。「安倍先生に『演説が苦手なんです』と話しましたら、『大丈夫、慣れるから。私も初めは苦手だったんです』と励ましていただいた、優しい笑顔が忘れることはできません」としのんでいた。
