新海監督アニメ声優に抜てきの原菜乃華 2年前には「悲劇の声」の役

 女優の原菜乃華(18)が、新海誠監督の最新映画「すずめの戸締まり」(11月11日公開)のヒロイン・すずめの声優を務めることが4日、明らかになった。1700人を超えるオーディションを勝ち抜き、新たなヒロインに抜てきされた。

 原は5日に自身のインスタグラムを更新し、あらためて「『すずめの戸締まり』にて、ヒロイン・岩戸鈴芽の声を務めさせて頂くこととなりました。」と報告した。さらに6年前に新海監督作品(16年公開の「君の名は。」とみられる)を初めて見たと明かし「あの一生忘れることの出来ない胸が震えるような感動を、まさか自分が届ける側になるなんて、今でもまだ夢の中にいるようです。」と思いを吐露。「不安と緊張と喜びで毎日気持ちが騒がしいですが、新海誠監督はじめスタッフキャストの皆さまと一緒に岩戸鈴芽という役を精一杯生きたいと思います。」と決意を示した。

 九州の田舎町に住む高校生のすずめが、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めながら成長していく物語。新海監督は「感情と声の距離が、誰よりも近い。それが原菜乃華さんの稀有な才能だと思います」と抜てきの理由を説明した。

 原は21年10月から2クール連続で放送されたドラマ「真犯人フラグ」で主人公一家の長女を好演。22年4月クールのドラマ「ナンバMG5」では、主人公・難破剛(間宮祥太朗)の妹・吟子を演じていた。

 20年公開の映画「罪の声」では「声」が悲劇のきっかけとなる少女役を熱演した。商品への毒物混入、独特の脅迫文、社長の誘拐などで日本中の注目を集めた食品会社脅迫事件がモチーフとなった作品。数少ない証拠の1つである脅迫テープの声の主の1人という役だった。

 声の主であるがゆえに身を隠すことを強いられ、夢にあふれていた人生が暗転する。予告編でも原の「あのテープのせいで一生台なしや!」という悲痛な叫び声が使われている。

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